そうだ、お隣さんと子供を一人交換しよう！

親の思い付きで始まった５人姉妹との笑いありハプニングあり顔芸あり？の奇妙な同居生活、スタート！





Asa Project第４作目。
このメーカーさんの作品は前作、アッチむいて恋（通称アチ恋）から入ったのですが、そのアチ恋では素晴らしいキレのギャグが満載で一気にファンになってしまいました。
今作でもそのテキストの良さは衰えてないようで、全編通して大いに笑わせてもらいましたｗ

シナリオ：8

プレイ時間は初回６時間ほど、そのあと２週目以降は２時間半くらいかな？
共通を始め日常のテンポの良さが半端ないのであっという間に読めてしまいます。


この作品（というかブランド？）の特徴はなんといっても最大の魅力はギャグテキストの驚くほどの面白さでしょう。
プレイ中終始笑いっぱなしで深夜であるにもかかわらず思わず声出して笑ってしまいましたよｗ
えちぃシーンや事後のシーンでも容赦なく笑いを取りに来る姿勢にはもう感服しました、ハイｗ

そしてなんといっても特定の誰かがギャグ担当というわけではなく、登場キャラ全員がボケと突っ込みを兼ね備えているといっても過言ではないのが素晴らしいですね！
ギャグゲーではギャグ担当の印象が強くなる分他のキャラが空気になりがちなんですよね・・・。。
今作はみんな大活躍で、ネタのバリエーションも多くて最後まで見ていて飽きなかったです。
特にノキアの顔芸は来ると分かっていても出てくるたびに笑わせてもらいましたｗ




そんなおバカなことばっかりやってるキャラクターたちですが、それでも可愛く感じるんですよね・・・不思議。
キャラのイメージを崩すような台詞も多いんですが、一周回ってそれすら魅力に感じるような絶妙なバランスで萌えさせてくれますｗ

ただ下ネタやゲームで有ることを逆手に取った自虐っぽいネタ（もう〜√入っちゃってる！？みたいな）のが多いので、人によっては好きになれないかもしれないですね。。
ちなみに自分も後者のネタはあまり好きではないですが、今作ではその使い方が素晴らしくて、ここまでされると逆に清々しい位で良かったですｗ

前作では個別シナリオに入った途端キレがなくなりしょんぼりしたのですが、本作では個別でもネタに走っていたのは高評価。

でもやはりシナリオ自体をみると失速感はぬぐえないですね。
キャラクターの魅力はかなりの物なんですが、それが上手く生かされてないように感じてしまって・・・。

山自体も割とすぐに解決し、結ばれるまで早いのですが、その後にラブイチャする間もなくあっという間に終わってしまうのが残念でなりません。。

でも５人姉妹の中で咲耶と実咲シナリオは頭一つ抜けて素晴らしい出来でした。
特に咲耶√は結ばれるまでが予想以上に丁寧に描かれていたのがよかったです。扱い的にもこれがメインなんでしょうね。

終盤めっぽうシリアスな展開もありますが、そのシリアスさを超える笑いを挟んでくるので湿っぽい雰囲気にならないのは凄すぎます。
仲のいい姉妹がいがみ合ったりする修羅場展開は苦手なのでビクビクしながらプレイしてましたがまったくの杞憂でしたね！この絶妙なさじ加減・・・・本当に素晴らしいです。

またこの二人のシナリオでは本作で数少ない伏線が明かされますが、片方はかなり驚きました。。
でもその伏線さえネタにしちゃうライターさんが素敵ｗ

えちぃは各ヒロイン3回ずつ。華だけ異様にエロく感じましたが全体的に尺も短めで、昨今のキャラゲーにしては若干薄い印象ですね。

おすすめ攻略順ですが、咲耶と実咲の二人は最後に回した方が良いと思います。
あと、シナリオ的にも続けてやった方が楽しめるんじゃないかなー、なんて思ったり。

キャラ：10

木ノ本 マヨ

サバサバした性格の長女。
学校では生徒会長を務めるなど何でもそつなくこなす優等生…は表の姿、その実態は超絶めんどくさがりなお姉ちゃん。

気を許した身内にだけ見せる本当の姿っていう設定はありがちですが結構好きなんですよねー・・・信頼されてるって証ですし。
そんなダメダメなお姉ちゃんっぷりがとても可愛い一方で彼女のシナリオは正直一番微妙だった気が。。
くっつく時もちょっと唐突だったし、そのあとも二人きりでイチャイチャする展開もそれほどなくて・・・orz

むしろ共通の時の主人公にダメさを悟られないように無理して色々頑張ってた時が一番萌えましたｗ

木ノ本 咲耶

いつも強気な言動のツンツン次女。
普段は主人公にキツい態度で当たりますがひとたびモノローグに入るとデレデレになるツンデレ娘。
部屋交換した後に主人公のベットに飛び込んでクンカクンカしちゃったり弁当を作ってもらった時に嫌々受け取りながらも内心では狂喜乱舞してたりと共通の時点で十分可愛いんだから個別に入るともう大変ｗ

特にお兄ちゃんプレイとか・・・・・・最高すぎました！！

終盤実咲との関係で結構キツイものがあり修羅場見たくないなーとか思ってましたが、まさかその修羅場シーンで笑うことになるとは思ってもいませんでしたｗ
あれはいくらノキアとはいえ可哀そう過ぎるｗｗｗ

あと某キャラの意外な活躍は良かったです。てかおいおい普通に可愛いじゃないか……スク水ご奉仕はよ！
咲耶√であるにもかかわらず昔のＳＤ絵の可愛さに萌えてしまったのはここだけの話ｗ

そして最後にはきちんとみんな笑顔で終わらせるライターさんの手腕に脱帽。
やっぱりキャラゲーはこうでないとね！

シナリオのところでもちょこっと書きましたが、まさかのえちぃ無しでのＥＤ。わたしまだＨしてないよ！？には大爆笑でしたｗｗ

たまにエセ関西弁しゃべったり吐いたりと色々と扱いが残念なことが多かった気がしますが、ＣＶを担当されている遠野そよぎさんの好演もありすごく魅力的なヒロインになってたと思います。

アチ恋の朱ちーに続いてオナニーキングの名をほしいままにする変態っぷりは必見です





木ノ本 実咲

面倒見が良く、心優しい三女。

兄さん好きだけど言い出せない、内気な妹タイプ。
他の子たちに気遣いまくりで、マヨ姉のダメさが露呈しないように取り繕ったりと、本当に良い娘です。
そのせいで他のルートでは兄さんとられてしまって泣きを見る可哀そうな役回りですが、無事結ばれる実咲√ではまさかの事実が？！

時折見せる押しの強さがまさかネタではなくて伏線だったとはだれが予想できたであろうか・・・・・・・これはもうしてやられましたねｗ

あと姉妹の中で間違いなく一番ラブイチャできるルートでした。　割とイチャイチャできて、まんまん満足
お土産でローション見つけた時に思わずテンションあがっちゃったり、からのー？と求めてくる様子とか最高でしたｗ





木ノ本 乃来亜

一家のムードメーカーで、いつも元気活発な四女。
共通√から顔芸や下ネタを始めぶっとばしていて、ノキアいるところ常に笑いありという愛すべきギャグキャラですｗ

その分どうなるんだろうと個別を楽しみにしていたんですが、想像以上に普通でしたね。。
シナリオ自体も普段の彼女に反して結構青臭いのは悪くなかったですが、個別入った途端割とおとなしくなってしまうのが残念・・・。。やはり日常ではっちゃける彼女の存在はでかいですねｗ
でも淑女になろうとして痴女になってしまうあたりは何とも乃来亜らしかったですｗ

声優さんは五十鈴みゆう（通称車の人）なんですが、こちらも咲耶に負けず劣らず熱演されていて、聞いてるだけで楽しかったです。
特に咲耶ルートの結婚後勝手にシュミレーションとかはもう完全に独壇場でしたｗ





木ノ本 華

サラっと毒を吐くのが得意な天邪鬼な五女。
ノキアと双璧をなす毒舌での絡みは最高で、中々お兄ちゃんと素直に呼べない中でもたまに見せる信頼した様子がツボりましたね。

共通でデレ無い分、個別に入ってからの破壊力はヤバすぎます。呼称がお兄ちゃんなのも相まってもう悶えまくりでしたｗ

そしてＨシーンで無駄に連呼されるようにロリ巨乳なのも最高！
さらに陥没乳首というオプションまでついてて、正直一番エロかった気が

そんな逸材でありながら、シナリオが割と微妙なのが本当に残念・・・・・・。
みんなに隠れながら付き合うという背徳感は素晴らしいんですが、結局打ち明けられないまま終わってしまうので他シナリオに比べてモヤモヤしたまま終わってしまいます。

ちなみにＣＶは森谷実園さんなのですが、普段彼女はどちらかというと可愛い後輩的なイメージ（直前にやったゆあ日記の影響も大きい気もしますが・・・）でしたが、
そんな森谷さんのドスの利いた声でなじられるのが超快感が聞けたりしたのもちょっと嬉しかったりｗ





他にも矢崎ファミリーを始め灰などみんないい奴ばかりです。部長はしらんけど
灰も某ルートで魅せる意外な可愛いさに驚きです。
本田はすごく良いキャラなのに個別入ってからはあまり出てこなくなってしまったのがすごく残念・・・。
というかこれは矢崎ファミリー全員に言えることで、みんなキャラが立っていてすごく面白いのに出番が少ないのは正直もったいない気がしました。



主人公:8

矢崎京一

ボケも突っ込みもこなすマルチな才能の期待の新人・・・ではなく、超鈍感だけどやるときはやる主人公。

マンガを見て自分の気持ちに気づいたりと、実は鈍感な振りしてるだけじゃないの？なんて邪推してしまいそうな一幕もありましたが、
なんだかんだで２つの家族のことを大切に思ってる様子が言動の節々に現れていたのは好印象。

あのあまりに濃い面子の中でしっかりと良い主人公してたと思いますｗ

音楽:８

ＢＧＭは心に残った！という曲こそなかったですが、中々の出来。多少緊迫した時の曲が多用され聞き飽きた感はありましたが・・・。
でも「銀世界」は普通に名曲だと思いますし、あと何故か「迎春の道」が割と好きだったりｗ

ヴォーカル曲はＯＰ、ＥＤを含めなんと４曲もあります。しかもどれも結構レベルが高く、挿入されるタイミングも良かったのでこれはうれしい誤算！
特にＯＰの`恋愛ゼロキロメートル`とＥＤ`Re-start`は何度もリピートしたくなる良曲です！やっぱりゆいにゃん良いですね。

そしてキャラのところでも書きましたが、なんといっても声優陣が素晴らしすぎる！！
遠野さん、森谷さん、五十鈴さんはもちろん、サブキャラで出ている榊原ゆいさん等、普段からは想像もできないムチャ振りのようなネタを要求されるキャラにもかかわらず皆さん好演されていて、
今作を面白くするのに間違いなく一役買っていました。


そよそよの壊れっぷりが素敵ｗ

絵：8

アチ恋からきちんと正当進化したような、そんな印象です。
ノキアを除いてやたらと胸が強調されている立ち絵に最初はちょっと違和感を感じましたがすぐになれましたｗ
イベント絵は一部身体がおかしいようなのもいくつか見受けられましたが全体的に見ると良かったと思います。
最後に登録される２枚のＣＧとか特に好きですねｗ
えちぃ絵は大きい胸のせいもあって結構エロかった気がします。

ＳＤ絵は本編の雰囲気とはまた違うまったりした雰囲気で、個人的には悪くなかったなぁ、と。

さりげなく背景は塗りが素晴らしく、すごく凝っていたような。。

システム他:7

キャラの表情がコロコロ変わったりぴょこぴょこ動いたりするのが見ていて楽しいです。
あと顔にモザイクかけたりといった小ネタもあったりし田のもグッド。

ただ最近は台詞中で表情が変わったりエフェクトが入ったりする凝った作品も増えてきたので、欲を言うとそこまでしてほしかったですねｗ


コンフィグはワイド対応、クリック時音声継続ありと、必要なものは一通りそろっている感じ。
スキップがそれほど速くない上共通が長いのでシナリオジャンプが欲しいところでした。

総評：85

ハイレベルなバカゲーでありながらキャラゲーとしてもなかなかの物。難しいこと考えずにプレイするには最適な作品です。
沈んだ気分すらも一掃できそうな笑いのオンパレードが最高でした。

AsaProさんにはこの方向でぜひ頑張っていって欲しいところですねｗ

TOPへ戻る